玄関ドア交換は1日で終わる?カバー工法の流れと確認ポイント
- 店長:三浦 雄太郎
- 三浦店長 現場&日常ブログ
「玄関ドアの交換は、本当に1日で終わりますか?」というご質問をよくいただきます。
結論から申し上げると、既存の玄関枠を残して新しい枠を取り付けるカバー工法は、朝に工事を始めて夕方までに完了するケースが多い工法です。ただし、建物の状態や玄関の形、追加工事の有無によっては、1日で終わらない場合もあります。大切なのは「1日工事」という言葉だけで決めず、現地調査で条件を確認しておくことです。
なぜ1日で交換しやすいのか
従来の玄関ドア交換では、既存枠を取り外すために外壁や室内側の壁を壊し、下地を直して仕上げる工程が必要になることがありました。カバー工法では、既存枠を建物に残し、その上から新しい枠をかぶせて取り付けます。
壁を大きく壊す工程を抑えられるため、解体や復旧の時間を短縮しやすく、住みながら工事しやすいのが特徴です。玄関を長期間開けたままにしにくい点も、お客様にとって安心材料になります。

一般的な工事の流れ
1.養生と既存扉の取り外し
床や壁、玄関まわりを保護し、既存の扉や不要になる金物を取り外します。既存枠は原則として残します。
2.新しい枠の取り付け
既存枠の状態を確認しながら、新しい枠を水平・垂直に調整して固定します。玄関ドアの開閉に直結するため、見た目以上に慎重さが必要な工程です。
3.新しい扉と金物の調整
新しい扉を吊り込み、鍵、ハンドル、ドアクローザーなどを調整します。扉が自然に閉まり、施錠しやすい状態まで確認します。
4.仕上げと清掃
枠まわりの仕上げ材やシーリングを施工し、動作確認と清掃をして完了です。スマートキーなどを採用する場合は、操作方法もお引き渡し時に確認します。
1日で終わらないことがある条件
次のような場合は、追加の作業や部材が必要になることがあります。
- 柱や下地に傷み、腐食、シロアリ被害などが見つかった
- ランマ付き、袖付き、曲線仕上げなど特殊な納まりになっている
- 段差の解消、下枠の取り替え、タイル補修などを同時に行う
- 電気錠用の配線や電気工事が別途必要になる
- 現場で確認できなかった障害物や干渉が見つかった
これらは「カバー工法だから起きない」とは言い切れません。工事中に初めて分かることもありますが、現地調査で確認できるリスクは事前に洗い出します。
当店が現地調査で確認するポイント
当店では玄関の幅と高さだけでなく、既存枠のゆがみ、下地の状態、外壁・床・タイルとの位置関係、ドアの開く方向、ランマや袖、照明・インターホン、電気錠の配線などを確認します。
また、工事当日に玄関を通れない時間がどの程度発生しそうか、荷物の搬入やご家族の出入りに支障がないかも打ち合わせます。寸法だけ合えばよいのではなく、完成後に毎日気持ちよく使えることが大切です。
当店ではこう考えています
「1日で終わる」はカバー工法の大きな魅力ですが、早さだけを優先して納まりや下地確認を省くべきではありません。現地の状態によっては、あえて追加工事をご提案した方が長く安心して使える場合があります。
逆に、既存枠と下地の状態が良く、標準的な納まりであれば、大がかりに壁を壊す工事をせず、生活への負担を抑えて玄関を新しくできる有力な方法です。
見積り前にご自宅で確認できること
- 玄関の外側・内側・下枠を写真に撮る
- ランマや袖ガラスの有無を確認する
- 今の扉が開きにくい、閉まりにくい場所をメモする
- スマートキーや採風機能など、希望する機能を整理する
- 玄関を使えない時間に配慮が必要なご家族がいるか確認する
まとめ
玄関ドアのカバー工法は、標準的な条件であれば1日で完了するケースが多い工法です。ただし、下地の傷みや特殊な納まり、追加工事がある場合は日数が変わることがあります。
実際の仕上がりは施工事例でご覧いただけます。玄関ドア交換をご検討中の方は、玄関全体と下枠の写真をご用意のうえ、お問い合わせページからお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
MADOショップ羽生下岩瀬店
サッシャーズ株式会社
代表取締役 三浦雄太郎
窓・玄関リフォーム専門店として、現地調査・商品提案・施工管理を行っています。住宅の状態やご希望に合わせ、複数メーカーの商品から納まりまで考えたリフォーム方法をご提案しています。
この記事を書いたスタッフ





