網戸を閉めても虫が入るのはなぜ?半開きで確認したい窓の位置
- 店長:三浦 雄太郎
- 窓・玄関リフォームコラム
結論:網戸を閉めているのに虫が入るときは、網の破れだけでなく、半開きにしているガラス戸の位置が原因の場合があります。引違い窓では、網戸の端にある毛状の部材「モヘア」と窓の縦枠が重なる使い方にすると、窓と網戸の間にできる通り道を減らせます。
ただし、正しく使っても虫を完全に防げるわけではありません。網の穴、モヘアの劣化、網戸の傾き、網目より小さい虫なども分けて確認します。

※イメージ画像です。実際の施工写真ではなく、窓・網戸の形状や配置は製品によって異なります。
半開きでは「どちらの窓を動かすか」が大切です
YKK APの公式情報では、窓を全開にするか、半開きの場合は室内側の窓を開け、室外側の窓を閉めた状態で網戸を使うよう案内しています。LIXILの公式Q&Aも、網戸と窓のフレームを重ねて隙間をなくすことをポイントとして挙げています。
引違い窓は、ガラス戸が前後のレールを動く構造です。反対側の窓を中途半端に開けると、網戸のモヘアと窓枠が重ならず、見た目では分かりにくい縦の隙間ができることがあります。

※イメージ画像です。左は網戸と窓枠が重なる考え方、右は半開きの位置によって隙間が生じる考え方を示したメーカー非特定の概念図です。
まず自宅で確認したい4点
- 窓を全開にして変化を見る:全開では虫が減るなら、半開き時の重なりが原因かもしれません。
- モヘアを見る:毛状の部材が窓枠に触れているか、短くなったり抜けたりしていないか確認します。
- 網と四隅を見る:小さな穴、押さえゴムの浮き、枠との隙間がないかを見ます。
- 網戸の傾きを見る:上下で隙間の幅が違う場合は、戸車の高さや外れ止めの状態も確認対象です。
網の張替えだけでは直らないこともあります
当店では、虫が入るというご相談でも、すぐに網の張替えだけを勧めるとは限りません。網がきれいでも、モヘアが窓枠に届いていない、網戸が傾いている、戸車が摩耗している、窓側の建付けがずれていると、隙間は残るからです。
反対に、開け方を変えるだけで改善するなら、大がかりな修理は不要です。まず使い方を確認し、その次に網、モヘア、戸車、枠の順で原因を絞るのが、費用を無駄にしにくい考え方です。
安全面にも注意してください
網戸の調整ねじと外れ止めは役割が異なります。高所の窓やベランダ側で無理に外したり、外れ止めを解除したまま使ったりしないでください。調整後に網戸が外れないことまで確認できない場合は、専門店への相談が安心です。
まとめ
網戸を閉めても虫が入る場合は、「破れている」と決めつけず、半開きにした窓と網戸の縦枠が重なっているかを最初に確認してみてください。それでも隙間がある、網戸が傾く、モヘアが傷んでいる場合は、窓全体が分かる写真と隙間のアップを撮っておくと判断しやすくなります。前日の記事「強風雨のあと窓レールに水がたまるのは雨漏り?」も、下枠やレールを確認するときの参考になります。
MADOショップ羽生下岩瀬店では、使い方で直る状態か、調整・部品交換・網戸交換が必要かを分けてご案内します。
この記事を書いたスタッフ





